おじさんは散財した
先週末の金曜日、仕事を片付け楽しみにしていた前職のメンバーが集まる飲み会に向かった。
気が付けば翌朝6時。駅のベンチで朝マックのマフィンを片手に持ちながら目が覚めた。
ーーー(回想)ーーー
おじさんの前職はスマホアプリの開発・運営をするメガベンチャーぽい企業で、
社員の平均年齢も若くいわゆるパリピっぽい気質のメンバー集まる社風だった。
そこへはかなり若いときから入社していたため(色んな意味で)可愛がってくれるので、転職したあとも集まると心地が良いのである。
最年少の僕が予約したのは夏の終わりにぴったりの屋外テラスがある
「TexMex DiningBar Otra(オトラ本店)」
https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130302/13024461/
暑くもなく寒くもないちょうどいい気候の中、
週末のビールを気の知れたメンバーと乾杯するのは
皆さんも想像しただけで胸が躍るでしょう。
既に大半は揃っていて遅れて合流。(幹事しっかりしろ)
キレイなお姉さま方と乾杯して男子メンバーも揃い始める。
店員さんの接客や美味しいメキシカンな料理にはかなり満足した。
みんなの近況報告をしながらあっという間に終電の時間に。
お会計を済まし、〆の言葉と思った矢先に席に運ばれてきたのは、
なんとパリピの血液「テキーラ」
老体にはキツい…。
それでもお姉さま方の前では明るく飲まなければ…!
「うっひゃ~!もういっぱぃ………」
ーーー(回想終わり)ーーー
すべてこの液体のせいだ。
僕は幾度となくこの液体に身も心もお金もワンチャンスも削られてきた。
休日をまるまる潰され、オナニーより強い虚無感を何度も味わい、
「二度と飲むものか、二度と飲むものか」と言い続けてきた。
生粋のパリピならば水のように飲めるし、GACKT様なら瓶ごと飲めるのだろうが、僕のようなエセパリピはすぐに 潰れる。そして地面に転がる。
おじさんにはストロング缶ぐらいが調子いいのだ。
財布をみれば数人従えていた諭吉大先生に見放され、
2人の英世の坊主があざ笑うかのようにこちらを見ていた。
おじさんは散財した。
いい加減『終電で帰る』というスキル習得したいものである。
今日から散歩では銀杏を拾って食いつなぎます。
追伸:
朝マックをおごってくれたSierおじさん2人組(35歳)ありがとうございます。
謎にLINE交換したのでいつか遊びましょう。