散歩おじさんの放浪記

人生を豊かにしたい助兵衛で投資初心者の徳積み

ナンパしたギャルに気付かされた無趣味という”悪”

誕生日から2週間経った今、自分の年齢とこれからを深く考えている。

誕生日の当日、おじさんは仕事終わりに昔の悪友と渋谷に繰り出しあるギャルをナンパした。

場所はヒデヨシさんのエントリーで興味があった「Public Stand」の渋谷店

www.public-stand.com

 

年は2こ上の体つきのしっかりしたチアのギャルのお姉さん。

本当はそのお友達(都会系お姉さん)が可愛くて声をかけたのだが、

チアギャルとはそこそこ共通点も多く話も弾みすぐに仲良くなった。

おじさんは何年かぶりに”その日出会った女性”にLINEIDを聞かれて喜んだ。

(もちろんこの日シモはstandしていない)

 

たいていのこのようなケースは「いつか飲み行こー」という社交辞令で終わり、

その後一生LINEをしないまま後日「ダレコレ?」となるのだが、そのチアギャルは

 

「明日空いてる?」「なにしてるの?」

 

とかなりマメにLINEをくれた。

「こいつ…もしや惚れたか?」という淡い想いと、「ハンドクリームとか買わされそう」という猜疑心の半々だったが、恋心とは別物の「また会ってみたい」という気持ちが強かったので出来るだけ日程を合わせるようにした。

単純にこんなカタチで友達になってくれる人が久々にいて嬉しかった。

 

初めての食事で待ち合わせに指定されたのが「新宿パークタワー

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「さ、”財布”は嫌だぁ~!!!く、食いものにされるぅ~!!!」

 

場所的にもたっかいレストランに連れていかれそうだったので

なるべくお金持ってなさそうな大学生みたいな恰好で向かったのだが、

場所は雰囲気のいいおしゃれなカフェラウンジ。カフェラテの味や良し。

restaurants.tokyo.park.hyatt.co.jp

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割と上品な身なりで遅れてきたチアギャル。おお、お綺麗じゃないですか…

改めて仕事を聞いたのだが淡い期待はすぐに打ち消され、「え、マルチだよw」とあっさり言われた。

調子に乗っていた自分を恥じた。おじさんがこんな͡͡͡͡娘に…そんなことわけない…

とはいえ昔マルチな仕事の手伝いをしていたので対処法も知っているし、

特にマルチへの偏見もないし、金の稼ぎ方など自由だ。

なんならご馳走してほしいくらいだ。

 

そのギャルには「おじさんは仕事が生きがいだ」「俺の仕事はすごいんだぞ」と

40代の唯一必殺技”仕事ドヤ”を繰り広げていたのだが興味を持って聞いてくれた。

今までは若い女子のうんざり顔を察しつつ「奢ってやるから許せ」と泣きながら散財をしてきた。

この娘は優しい笑顔で聞いてくれて天使だとおもった。それでも

 

 

「へ~すごいね!それで、趣味はなに?」

 

 

あんなにドヤしてしてたのに突然言葉が詰まった。

おじさんは無趣味なのである。

散歩はよくするが趣味と言えるほどでないと思ってるし、「散歩」と答えられたひとは困るだろう。

今まではケラケラとしながら「無趣味でーす☆」と平然と言ってきた。

今回なぜ言えなかったのだろう。

 

ギャルは会社勤めではないので平日は毎日人と会い、土日はほぼ無給でチアの活動をしている。

土日お金が発生しない仕事を何故出来るのか理解ができなかった。

 

でもなぜ彼女は嬉々としてチアのメンバーと毎週踊っているのか。

イケてる選手とイイ感じになりたいとか脚光を浴びたいとかか。

いやそうじゃない。

 

趣味だからだ

  

おじさんには楽しみとして愛好としている事柄がない。

それがどんなにつまらないことか、彼女のバイタリティをみて知った。

だから本人を目の前に安易に無趣味と言えなかった。

「んーまあ仕事頑張ってるなら良いんじゃない?」とフォローもあったが、

初めて自分に趣味がないことをとても恥じた。

 

* * * 

おじさんが好きなアーティストや選手などは全員なにかしら”自分を表現する手法”がある。

歌う・踊る・描く・奏でるなど自身のアイデンティティを示す”なにか”がある。

それに気づいたとき無趣味な自分が何者でもないような気がして恥ずかしくなった。

「自分といえば=仕事頑張るマン」なんてつまらないものを築き上げてしまった。

社会の一部として、会社の歯車として”順応する”ことは、みんな当たり前にやっていることであって慢心することでもなく、焦ることでもなく特化する必要はない。

 

自分自身なにをしているときに生きがいを感じるか、それをどれだけやりきって世に残すか。

クリエイティビティな人間は誰から見ても輝いて見える。

 

”生きる”とはそーゆことなのであろう。

おじさんのような社畜の目はまさに死んだ魚の目。

 

”生きねば”

 

P.S.

趣味探しのためにGoogle先生に「趣味」と聞いてみたのですが、

一番オススメされた記事の中に”在宅ワーク”があって笑いました

matome.naver.jp

 

とりあえずTENGAマトリョーシカでもつくることにします。

 それでは。