意識低い系な人向けの処世術
「一連の仕事のなかで何してるときが一番チョーシ良いですか?」
最近一緒に仕事する人や友人によくこの質問をしてキモがられている。
キモがられるがこの質問の意図は「この人は仕事で何を一番に優先するのか」
がもっとも見えてくるのだ。多分。
多くの人は「サービスやプロダクトをリリースした時の達成感」と
そのプロジェクトが無事に終わった想定のことをイメージして答える。
みんな仕事の達成感を一度味わうと、またそのゴールに向けて頑張ろうとする。
その他の回答としては以下だった。
「プロジェクトのなかでメンバー(部下)の成長がみられたとき」
「お客さまとお客さまの橋渡しをして事業が成り立ったとき(BtoB)」
「ミッション遂行のための最強のチーム構築したとき」
「分析の結果通りにエンドユーザーが動いたとき」
「トラブルの火消しがうまーく出来たとき」
「自分のプランニングを高額で買ってもらえたとき」
「クライアントと一緒にいった風俗でイッ…」
などいろいろある。(最後変なの入ったけど本気の顔で答えてくれた)
意外と聞くのが多いのがプロジェクトの”過程”でチョーシ良さを感じる人も多い。
さらに過程を楽しむ人ほど上流工程で仕事して(出世して)いることに気が付いた。
どの業界や会社も「仕事化」をする営業がどうしても上位に立つようになる。
それでも勿論のこと「仕事化」されたものを「成果物」にしてくれるクリエイターたちがいないと仕事にはならない。
(※どちらの方が偉いなどは特に隔たりがなく役割の違いのみです)
上流工程の「仕事化」する営業ほど達成感に浸ることはあまりなく、
常に「じゃあ次どうするか?」というネクストアクションを考えているか、
他の「仕事化」にかけづり回っていることを今回の調査で認識した。(以下イメージ)
現場でたくさんのクリエイティブやシステムをつくりあげてきた人間が
上流工程にいることがほとんどなのでひとつの”モノ”をつくりあげた達成感はもう飽きてしまったのだろう。
もちろん達成感が全くないわけではないが上流工程に行けば行くほど「新しい動き方」が求められ知識や教養も変化してくる。
その変化を楽しんで仕事している人も多いのだ。
それでも仕事相手ごとに何に重きをおいているかは全然変わっていて、
表面的な感覚で予想して付き合うことは難しい。
「一連の仕事のなかで何してるときが一番チョーシ良いですか?」
例えば打ち合わせ後、エレベーターに向かうまでにこの質問を先方ステークホルダー(意志決定者)にして、その人が求めている”チョーシ良いポイント”を探って動きを変えてみる。
上流工程で常に新しい情報を知り得たいお客さまには、初めて聞かされるような事例の情報やチャレンジしやすいご提案を。
制作工程でクリエイティブなことに挑戦したいクリエイターには、プロジェクトのなかで自由にやって良い範囲の用意を。
意識の高い人は時代の流れに喰らいついていこうと専門的知識をすぐに取り入れて武器にする。
でも意識の低い人でもプロジェクトを進める中で各専門領域のスペシャリストを引っ張ってきて話を聞いて、要所要所スキルや知見を盗み自分の武器にすれば「意識高い風」にみえる。
もう人工知能とかIoTとか難しい世界の話は誰かがわかりやすくしてくれた後に要所だけ学べば良いじゃない。(良くない)
サラリーマンは会社に守られている分、会社から雪崩のように仕事を振られるのだから、
常日頃、仕事のなかで「なにが自身の成長ポイントになるのか」を、
誰かの「チョーシ良いポイント」に合わせて仕事するかを見極めれば勝手に脳みそにノウハウが蓄積される。
そのように意識低い系な人でも要所要所わかる人の話を聞いて搔い摘めば、うまく仕事進められるのだとおもう。
だって「世界は誰かの仕事でできている。」んだし。
いまは師も走る年末の多忙な時期。
一年を振り返って成長を懐かしむだけでなく、手法が合っていたかを振り返る。
そろそろどうやるのかだけでなく、いつだれとどこでやるということも考えていこう。
(意識高い系界隈では「エグゼキューション」というらしい)
もうおじさんな僕ら老害歯車サラリーマンは2018年にさらに迫る格差社会で、
生き残るために意識が低くても常に何かにつかまっていないと食っていけないのだ。
がんばりましょうサラリーマン。
【あとがき】
つたない文章力でキモイ仕事の話ばかりとなってます。。。
そろそろ浮かれた話をネタにブログを書きたいのですが全然遊びに行けてないのです。
助兵衛なエントリーができるまで休みます。
がんばれおじさん!モテよう!
(このエントリー内容自体で非モテだなあ)