散歩おじさんの放浪記

人生を豊かにしたい助兵衛で投資初心者の徳積み

たまにはインターネットから離れたい

じゃあブログ書くな。って話なんですがつらつらと雑記を…

(まずブログサボりすぎですねあけましておめでとうございます)

 

インターネット上での成果物をお給料としてるお仕事なのだが、

最近はネットでの発信があまりにも多く情報過多で疲れてしまう。

みなさんも最近はそう感じるのではないだろうか?

 

必要な情報を引きだすブラウザアプリだけでなく

動画やゲーム、散歩おじさんもよく使う出会い系アプリ(キモっ)などの娯楽、

リアルタイムを配信するSNSでの投稿いろんなことができて便利な世の中だ。

 

でもそこにはSNSでの友人の情報、広告・宣伝などおまけ情報もたくさん。

「業界No.1!当社負担の安心保証サービス!」

「~~なら当社へ!他社も知らない成功法教えます!」

 

なにかのサービスを受けたく検索しても競合サービスの増加に伴い、

ユーザーが良し悪し判断することが多くなった昨今のリスティング広告

友人の近況報告にリアクションすべきか否か、するにしても

どのようにリアクションすべきか考えるSNS

仕事や家庭のことでもっと頭を使うべきところがあるのに、

そんなところに頭を使うようになっているのではなかろうか

(最近の女子はどこに集まるのかなど)

 

人は一日1万回近く決断をしていると言われているが、インターネットの普及で

その回数はもっと多くなっている、もしくは普及前はもっと少なかったのでは?とも思う。

 

そんなことを考えるようになったきっかけが2つある。

ガラケー生活地方出張だ。

 

筆者は模範的な社畜サラリーマンなので業務用携帯を持ち歩いているのだが、

支給されたのはインターネット回線のないガラケーだ。

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「なんてアナログな!これでは作業効率がうぬうぬぬぬうdshyどぁうg」

と思っていたのだが後になって良さも感じるようなった。

 

ある時私物のiPhoneを忘れたまま出勤し、一日過ごすことになったのだが、

電話とSMS以外に触ることもなく通勤の電車でも本を読むしかなかった。

一日ぐらい友人の近況みなくても、ゲームのログインボーナスをもらえなくても、

出会い系サイトとの気になるあの子に返事をしなくても、

 

 

 

 

 

 

 

全然問題ないのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

なんなら普段より教養や仕事に打ち込むことができて学びが多く生産性も高い。

 

無論帰ってからすぐにスマホにかじりつきアレコレ済ます訳なのだが、

四六時中触ってなくても全然生活には困らないのである。

(まあ職場PCで自由にネット環境さわれるからだけども)

ゲームもない出会いもない気にする情報だけ頭や耳に入り、脳みそがきれいに処理をする。

決断する回数が格段と減っているのだがが、なんだか仕事への達成感、充足感がある。

好きなブロガーさんは”帰宅後に自宅のポストにスマホを投函して夜を過ごす”

という実験をやっていたように、外出のないある曜日だけスマホを置いていく。

かなり新鮮な感覚でなんならその曜日が待ち遠しくもある。

 

 

そんななか突如の福岡出張があった。

前日に招集がかかり、2泊分の簡易的な荷造りをして飛行機へ。

4月からJALANAで客室Wifiが開始されているが当時はまだ2月。

機内でもスマホを見もせず降りてからもガラケーしか見ていない。

街のどこぞでガラケーを開きSMSで数字を何度も押す仕草は、

色んな人に「なんでこのご時世にガラケーで連絡を」という不思議な目で見られる。

 

 

 

 

 

 

 

 

あれ?コレなんかイケてんじゃない?

 

 

 

 

 

 

 

そう勘違いしたまま夜は現場の若いスタッフとガラケーを持って若者が集まる地へ繰り出した。

もちろんiPhoneをホテルに置いて、だ。

 

ホテルから市街地に向かうバスに揺られあらゆる妄想した。

「お姉さん!東京から来たんですけど福岡お勧めの飲み屋とか屋台あります?」

「あ、俺ガラケーなんだよね。Google Mapで見せてくれない?」

「あとで友達来るからURLも欲しいんだけどLINEなくて、番号教えてくれない?」

「(通話)もしもし、良いお店だったありがとう。お礼に一杯おごりたいから合流しない?」

 

 

 

 

 

 

 

完璧だ。

 

 

 

 

 

 

 

ガラケーであるが故のあまりに自然な流れ。

 

 

 

 

 

困った人を助けずにはいられない博多美人に通用しそうなシチュエーション。

 

 

 

 

 

LINEなどあとくされの全くない一本の細い繋がり「電話番号」

既読無視という概念をも取り払ったシンプルで余裕のある紳士的な繋がり。

数年後、その博多美人が進学や就職で上京したとき電話がかかってくる。

 

「あ、番号変わってなくて良かった…私東京で働くことになって…いろいろ教えてほしくて…」

 

「その…/// 、あなたの住んでるところとか…/// 彼女いるのかとか…///」

 

(ここまで妄想)

 

 

 

 

 

 

 

 

ギギイィィィ!!!!!!

 

 

 

 

 

妄想をしてたらバスが急停車した。現実に引き戻され外を見ると

パリピな若者たちが酒瓶もってのたうち回っている。ギャルも転がっている。

車道に飛び出した者がいて急停車したのだろう。

 

 

 

 

 

・・・

 

 

・・・修羅だ。

 

 

 

ここは修羅の国か・・・。

 

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(福岡市に変えたい)

 

 

 

 

 

俺の博多美人はどこに・・・。

 

 

 

 

「好いと~よ~♡」はどこに・・・!!!

 

 

 

 

不安を抱きながら色んなバーや屋台・ナイトクラブを転々とし女子を探す。

得意気にガラケーを片手に若者とワイワイしながら天神の街を歩きクラブに入る。

見ろ!時代に逆行したスマートすぎる電話を!これが本当のスマー

 

輩「あいつは原始時代かよ」

 

ギャル「おじさんぽいなあいつ」

 

 

 

 

 

 

 

 

もはやガラケーを持ちながら歩くとからかわれる!

 

 

 

 

こんなはずじゃ…!妄想じゃあんなに完ぺきだったのに…!

 

隅っこの四隅を向きながら涙とテキーラを飲んでいたところ優しい香水の香りが。

振り向くと修羅の国に咲く一凛の花のような温厚そうなお姉さんが、

カウンターでドリンクが出来るのを待っていた。

禿げた前髪を整えて凛々しい顔で声をかける。

 

「こんばんわ」

 

「こんばんわ」

 

「東京から来たんですが福岡初めてで、、この辺でどこかお勧めの屋台ありますか?」

 

「え!わたしも東京から来たんです…!むしろ教えてほしいぐらい!」

 

「うぇ、あわっそうなんですね~おひとりですか?」

 

「女の子の同僚と来てますよ~」

 

「あ、ああっ、じゃじゃあっ良かったらのみsぬふぃうふい」

 

「えええ、タイプじゃないですごめんなさ~い」

 

「あ、あ、でもせっかくtあjbfぶdwys」

 

「…」

 

彼女はスマホをずっといじり始める。

そこに俺など存在していないかのようにスマホにのめり込む。

YouTubeを起動してお気に入りの動画を探し始める。

おのれ!スマホさえなければおじさんと飲みに行く選択肢をとっていたはず!

(そんなことはない)

インターネットさえ通じていなければスマホに逃げもしないはず!

(そうでなくても小走りに逃げてる)

こんな喧騒の中何を観ようというのか。せっかくの紳士の誘いを断って何を…

 

インターネットさえなければ…!

 

インターネットさえなければ…!

 

 

 

「ねえねえ何見てるのwww」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「え、HIKAKIN!超タイプなんだよね!!!」

 

 

 

 

 

 

 

インターネットというよりHIKAKINに敗けたのか俺は…

 

 

 

 

たまにはインターネットから離れたい